個別指導の現場から考える、学力が形成される5つの段階

「基礎問題はできるけれど、応用問題になると解けない」

教育の現場では、よく聞く言葉です。

この状態は、しばしば「応用力が足りない」と表現されます。

しかし、そもそも「応用力」とは何なのでしょうか。

私は学生の頃から、難しい問題には、簡単な問題とはまったく別の特別な知識が必要なのではなく、

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「すでに学んだ基礎的な知識や解法を、自分で選び、必要に応じて組み合わせること」

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によって解けるものが多いのではないか、と考えてきました。

家庭教師としてさまざまな学力の生徒を指導するようになってから、この考え方は、授業を組み立てるうえでも重要な軸になっています。

今回は、普段の指導を通して考えている「学力が形成される過程」について整理してみたいと思います。

目次

1.成績向上までの学習過程を、5つに分けて考える

私は、学習から得点までの過程を、大きく次の5段階に分けて考えています。

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① 解き方やルールを理解する

↓

② 基礎問題で、一つずつ使えるようにする

↓

③ 複数の知識や解法から、問題に合うものを自分で選ぶ

↓

④ さまざまな単元や解法が混ざった問題で、必要なものを組み合わせる

↓

⑤ 定期試験や模試などで、得点につなげる

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もちろん、実際の学習はこれほど一直線ではありません。

①へ戻ることもあれば、②と③を行き来することもあります。単元によって到達している段階が異なることもあります。

それでも、生徒が「どこで止まっているのか」を考えるための枠組みとして、この5段階は非常に使いやすいと感じています。

2.「分かった」と「使える」は同じではない

まず区別したいのが、①と②です。